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自宅で観た映画や読んだ本の感想

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ感想

6月30日にシリーズ最新作にして最終作の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が劇場公開されます。世界的な人気を誇るシリーズなので日本でも繰り返し放映されてきたのに、不思議なことに、どの作品も今まで1度も観たことがありませんでした。

そんな時、5月31日よりDisney+でシリーズ過去4作品の配信が始まるというニュースを目にし、これ幸いと最新作へ向けての予習としてシリーズをまとめて観ました。

作品概要

disneyplus.disney.co.jp

感想

第1作 1981年公開『レイダース/失われたアーク《聖櫃》

公開が40年近く前だと思うと、その数字の大きさに目を見張ってしまいます。さらに驚いたのは映画から全く古さを感じなかったことです。キャラクター、音楽、美術、スタントなど活き活きとした魅力が最初から最後までたっぷりで、観ていてワクワクする冒険活劇でした。そして、その魅力は時の経過ともに目減りしていくことなく、これからも観る人を楽しませていくだろうと思いました。印象的だったのはヒロイン役のマリオンです。彼女のタフな性格と表情豊かなところがとても可愛かったです。

第2作 1984年公開『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

エンタメ性十分な前作に輪をかけるようにエネルギッシュで荒唐無稽!前作で描かれたエジプトでの冒険以前に、インドでこんなにスリリングな経験をしていたとはびっくりです。まるでアトラクションのような映画だと思いました。もし4DXで観られたら、きっと楽しいでしょうね。

また、上記リンク先の記事にも書かれていた、キー・ホイ・クァン演じる相棒の少年ショーティとインディの名コンビぶりも素晴らしかったです。ショーティは子どもだけど、相棒としてインディを支えて大活躍。洗脳から覚めたインディとショーティが互いをハグするシーンが良かったです。

第3作 1989年公開『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』

距離を置いていた父親と共に聖杯を探す冒険を通じて、現在のインディ・ジョーンズがどのように形作られたのかを描いた本作は、キャスティングが見事でした。インディ少年を演じたのはリヴァー・フェニックス。出演時間は冒頭10分程度と短いですが、盗掘団にも怯まず大胆で、意志の強さを感じさせる印象的な好演でした。

そして、インディの父親を演じたのはショーン・コネリー。このシリーズは元々「『007』のようなシリーズを作りたい!」という発想から作られていて「それならば父親役にふさわしいのは彼しかいない!」ということでオファーしたそうです。とてもユニークで一筋縄ではいかない父親と、そんな父に振り回されるインディ。確執を抱えつつも愛情のあるコミカルな父子のやりとりが面白かったです。

第4作 2008年公開『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

前作から19年も経っている時点で主演が変わらなかったのもすごい上に、製作総指揮をジョージ・ルーカス、監督をスティーブン・スピルバーグが務め、主要スタッフも続投しているから80年代に公開されたシリーズ作品と作品の雰囲気も展開の荒唐無稽さもブブレていません。ただ、CG合成が粗いのは公開年から見て仕方ないことだとわかってはいるものの、過去作と比べると映像の迫力が薄く感じてしまいます。しかし年齢を重ねてもインディはパワフルで面白かったですし、1作目のヒロインであるマリオンが再登場したことも嬉しかったです。